ソラマメブログ

2010年03月29日

タイガー戦車

タイガー戦車

リアさんとこでTigerⅠ戦車の販売がAMOKさんで開始されたという記事を読んで見に行って来ました。

http://leah-in-sl.blogspot.com/2010/03/thi-tiger-i_29.html

タイガー戦車、ドイツの戦車なのでドイツ風にティーガーというのが主流らしいです。他に6号戦車とかいろんな呼び方があるようですが、まあ通称でTiger Ⅰとしときましょう。

第二次大戦中の戦車の中で最も強力な戦車とも言われるこのTiger Ⅰはぶ厚い装甲と強力な戦車砲で連合国の戦車の多くが歯がたたなかったという恐ろしい戦車でした。反面その重さから走行系統に負担がかかりすぎて足回りの故障に悩まされ、稼働率も低く、コストも高いといった欠点も持っていました。

タイガー戦車

TigerⅠに限らず他の飛行機でも船でもあたしの場合RLのそれが歩んだ歴史に興味があります。歴史がもともと好きなのでSLの中で登場したモデルをもとに思い描くのが好きでして・・・

なのでアニメなどで登場したモデルなのに対する関心って無いのかもしれません。ガンダムとか全く無いですもん。

歴史というと最近は女性の歴史家や歴史小説家が増えて男性から見た歴史とは一線を画すようになってきました。塩野さんなどはローマ帝国の歴史について大作を著しています。「女のクセに」とか肩身の狭い思いをしていた時代も変わりつつあるのですね^^

タイガー戦車

TigerⅠも興味は人に向かいます。その前に説明しておかなくてはなのは、TigerⅠという戦車はとても強力でしたがコストも高く数量もそんなに生産できないということで、当然どこでも配備できたわけではありません。通常TigerⅠは一般の戦車部隊ではなくて、もっと上の「軍」、第3軍とか「野戦軍」と呼ばれる上級の戦略レベルの大部隊の直轄部隊だった「重戦車大隊」に配備されました。

虎の子部隊です。もっとも大事な局面に戦場に投入されるので損害もまた多いし過酷なのですね。この重戦車大隊の一つ、武装親衛隊の第101重戦車大隊に所属していたミハエル・ビットマン大尉の戦記がTigerⅠを見るとき思い出されます。戦車138両、対戦車砲132門と最も多くの敵戦車を撃破した戦車兵の一人として知られています。

もっとも彼の有名な戦闘はヴィレル・ボカージュの戦いで、イギリス第7機甲師団に1両のTigerⅠで単独攻撃を仕掛けて9両のイギリス戦車他を撃破して中隊と合流した後4両を更に撃破したものです。これでイギリス軍は撤退を余儀なくされます。

彼の最後はドイツの敗色濃い1944年8月8日のことでした。101重戦車大隊長になっていたビットマンは第2中隊のTigerⅠ3両を率いて出撃しますが連合軍の対戦車砲に伏撃されて瞬く間に3両が撃破され、彼のTigerⅠもカナダ軍第4機甲師団の戦車に撃破されて戦死しました。

タイガー戦車

Wittmann_Tiger_007.jpg(Wiki)

撃破された彼の戦車は砲塔がおそらく弾薬の誘爆を起こしたか吹き飛んで、これも横になった車体から離れて地面に落ちています。酷い戦死ですが戦車の場合こういった惨状を呈することは珍しくありません。

パウル・カレルの著書「彼らは来た」「バルバロッサ作戦」と「焦土作戦」の分厚い本3冊を読んだ身にすれば、やはりあたしの興味は歴史に剥いてるのだと改めて感じました。


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Posted by うじやす at 16:14│Comments(0)出来事
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