＠ＹＡＭＡＴＯ

　およそ職場というのはある程度の規模になるとラインとスタッフに分化しているところが多いです。
言い換えれば「現場」と「本部」のような関係でしょうか。元来会社の組織は軍隊を模倣したところが多くて、それは効率的に
従業員を動かすという組織効率を考えて必然的にそうなったものと思われます。

　尤も民間でそれほど厳密に区別しているとことは少ないかとは思いますけど、あたしの職場はかなり厳密です。
言わばピラミッド構造の典型的な組織なんです。

　そのピラミッドの組織の下から数えた方が早い末端の組織のリーダーをしているあたしがいます。
何しろ新米リーダーなので若干というより、かなり頼りないリーダーですｗ

　しかしながらあたしが居るその組織の「営業所」としておきましょうｗ
そこでは最も大きな部署で、働いている人の数も最大なのです。
こういう職場で朝仕事を始めて間もなく大事件が勃発しました。

RL仕事でで話したんですが、
今はあたしのとこに戻ってきたS君がいた部署の長がとあるプロジェクトのリーダーをしているんです。といっても巷で言う
５S（整理整頓・・・・）のようなプロジェクトで、職場をきれいにしようというやつです。

　たまたまあたし現場に出向いたときにその現場を目撃しちゃったのが騒動の元でした＞＜



そのプロジェクト・リーダーがS君に向かって、
「この部屋は汚いな、そう思うだろ？今すぐ片付けろ」
と指示したんですｗ

　よりによってそのリーダーのもとを離れたS君に向かって言うのも嫌らしいと思いますが、それよりあたし指示する相手が
違うと思ったんですよ。至らない点を発見したならそこの長にまず言うのが筋ではないか？って

　呆気に取られたあたしは足がすくんでしばらく見てました。その長はあたしに気付かないようで、
「だいたいな、こんな職場にいるからお前はオレんとこで勤まらなかったんだ。
今更そんなことはどうでもいいが、この汚さは何だ！」

　S君を思いっきり怒鳴り上げた長の声ではっと我に返って
「ちょっと待ってください」
あたし間に割って入りました。

「Mさん、この職場が汚いということでしたらあたしに指摘してくれませんか？」
まあ、組織的には同格なんですがかなりの先輩の人なのでお願いしたんです。

「あのなあ、リーダーがダメだからこんな汚い職場になるんだよ。ダメなやつに言ってもムダだろうが」
といわれてあたしもさすがにカチンときましたｗ

「Mさん、あなたはここではスタッフの立場です。ここの部署であなたが直接指示する権限はありません。
現場に直接指示を出すことはやめてください。それとも、あなたは与えられた権限以上のものをここで
発揮させたいと思っているんですか？」

　もうなんだか自然に部下が集まってきちゃって・・・
遠巻きに輪が出来て、Mさんバツが悪くなって言い訳が始まりました。
「別にオレは指示するなんてこと言ってない」

（今言ってたじゃんなあ）
と誰かがボソっと・・・

しまいにMさん、
「あんたの目は怖いんだよ！そんなんじゃ仕事だってミスするぞ」

＞＜
Mさんがそんなことするからあたし必死なんですよｗ
もうあたしそのとき「追い払いモード」全開だったんでしょう。
普段はホントおとなしいんですよｗ



　Mさんが去って、あたしもみんなに仕事に戻るように言って
午後３時過ぎにあたしばったりBOSSと会ったんです。
BOSSは全く違うことであたしにボヤいてました。でも
「私Mさんと口論しちゃいました」
と打ち明けたら

「知ってるよ」
と・・・・

「もっと言ってやって」
と＞＜

　もうｗ
と思って
「いきなりああいうことを現場に言うのはどうかと思ったので」

するといきなりBOSSはあたしをさえぎって
「いきなり言われた現場はどう思う？
君以上に憤るだろ？
君が割って入った。現場はどう思う？
悪くないと思うんだが」

言われて見れば確かに結束固まったような・・・
しかしBOSSなぜ知ってるの？ｗｗ

　夕方、仕事を終えて自然に同僚の輪ができました＾＾
事務棟の目の前にいい感じの桜の木があるんです＾＾
さすがに自然発生する１００人近い仲間は圧巻です。
そう、あたしのかけがえのない仲間。

　実際、リーダーになって初めてあたし一人じゃ何もできないことを
知りました。
　じゃあ何でリーダーが必要なの？
って考えたとき、それはある目的に向かって個々の力を最大限に引き出してもらうための
きっかけのようなものなんだと。

　あたしは欠点も多いです。それでもリーダーなんです。
女だからと引いていてはいけないし、威張ってあるくのもまた違います。
今回はなんだか組織防衛のような話になっちゃいましたが

　あやふやな業務系統ではこの先立ち行かないですよということ。
ましてグローバルな今、違う国籍の人もいてなあなあではいずれやっていけないんですもんｗ