2008年12月13日
庭いじりと鎌倉のお寺
旅の合間を見て自宅の庭をいじっているのですが、なかなか進みませんw
鎌倉のお寺を実際に見てどうよ、ということで比較してみたんですが、まだまだ及びも付きません><
冬の鎌倉もまた趣きがあっていいものです。北鎌倉の東慶寺は非公開の書院を本堂前庭から眺めると、手前の木の麓に生えているトクサに改めて気が付きました。そういやインワールドでトクサって見ませんねw
もともと日本の木と言えば桜や紅葉などポピュラーなものに限られるようなインワールドですが、それも日本人のユーザーの大部分洋風を好むという現状致し方ないことかも知れません。
日が傾きかけた午後遅く、木立の中はすでに寒くなっていますが木々の間から空を仰ぎ見ると何とも言えない安らぎを覚えます。普段こうしてぼおっとしていられる時間がないからなんでしょう。
RLではできないものをインワールドで作るとはよく言われますが、まだまだあたしなどは自然はRLの方が数段勝っていると思ってしまいます。
こういった古寺の境内に佇んでいると人の五感で味覚を除いてフルに飛び込んでくる感覚とでも言うんでしょうか、目に見える光景のほかに聞こえてくる木々がそよぐ音や鳥の鳴き声、線香と草の混じった匂い、時折吹く冷涼な風と腕に当たるそよいだ木の枝・・・。
頭の中はぼおっとしてるようでいて、感覚はフル回転している。
インワールドでもFernというシダがあってなかなか重宝するのですけど、日本のシダとはまた違うものなんです。日本のシダはもっと地面に張り付いてるようなもので、タマシダのようにこんもり盛り上がってはいないんですよね。
その様子は灯篭脇に生えているシダを見ていただければ分かると思います。
周囲を見回すと、辺りはすでに墓域ですが不思議とお墓のイメージがありません。むしろ茶庭の露地といった風情です。
このお寺の開山した人である覚山尼は鎌倉幕府執権北条時宗の夫人でありました。第5世の用堂尼は後醍醐天皇皇女、
第20世の天秀尼は豊臣秀頼の息女と代々この寺は尼寺で駆け込み寺としても名を知られています。
男僧第2世の釈宗演は建長・円覚両派の管長を兼任した明治・大正期の仏教界の大物でした。
そうしたお寺に関係ある人の他に西田幾多郎や鈴木大拙などの思想家の墓もあるので思索するにはとてもいい。
そうしたお墓の脇に置かれた廃物利用の手水鉢にたまった雨水が陽光に反射して得も言われぬ輝きを放って露地に視覚的なポイントを出しています。
このご時世、つくづく世の中が嫌になるときもきっとあることでしょう。そんなとき、近所のお寺の境内にふらりと立ち寄って呆けてみるのもいい気分転換になりますよ^^不思議と落ち着くんです。
住職夫人のまつがおか日記、今回は銀杏ごはんでした。ため息が出るほど素敵です><
Posted by うじやす at 19:17│Comments(0)
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